そろそろアレな世代の話をしようか

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ラブライブ!1期は瑞々しい少女の成長物語だった

ラブライブ!1期をみました

「今更?」といわれそうで恐縮ですが。

一言でいうと「見て良かった」と、素直に思える作品です。

 

ラブライブ!1期は1stシーズンと2ndシーズンがあります。
1stシーズンはμ's結成から中心の3人を軸とした話、2ndシーズンは個々のメンバーを中心とした話とμ'sの活躍を絡めて描かれています。

 

全シーズンを通しての中心人物が、μ'sのリーダー香坂穂乃果です。
彼女の成長が実に気持ちが良かった。
スクールアイドルや昨今のリアルイベントの話を聞くと、単なるアイドル物というイメージが正直ありました。

 

「どうせかわいい子がアイドルになって終わりでしょ」と勝手に思っていました。
しかし違いました。
確かにかわいいキャラがスクールアイドル「μ's」を結成して、廃校になりそうな母校を救います。
そして更にスクールアイドルのトップを目指す物語です。
しかしこのラブライブ!という作品は、それだけではなかった。
私は「香坂穂乃果の成長物語」という面も、評価される価値はあると思います。

香坂穂乃果の成長物語として思うこと

1stシーズンの山場は、μ's結成と南ことりの留学問題でしょう。

アイドルとしての成長がひかる演出が見事

個人的に演出で「おお!」と感心したのが、絢瀬絵里がμ'sに加入後の本格的にスクールアイドルの道をレベルアップしていることがわかることです。

 

香坂穂乃果、南ことり園田海未の3人で行ったライブのダンスや衣装の拙さが、彼女が加入した頃から格段にプロのアイドルらしくなります。


人数が増えたことで衣装のデザインや作成も格段にレベルアップしていくのがわかるのですが、絢瀬絵里が加入後は格段にダンスのキレと振り付けがプロレベルにぐんぐんあがっていきます。


スクールアイドルという一見アイドルの真似事に見えることが、プロのアイドルと認識できるようになったのはすごいですね。

そして香坂穂乃果は成長していく

1stシーズンは本当に子供だった

南ことりの留学問題に対して彼女の態度は、はっきり言って子供です。
親友が遠くにいってしまうかもしれない不安、相談してくれないことの不満、スクールアイドル存続の危機に対する無自覚さ。

 

これらの諸問題の根本は、ほぼ香坂穂乃果が原因である。
それを見抜いていた南ことり園田海未の方が、状況をしっかりと見据えています。


結局留学よりもスクールアイドルとして活動することが自分の今の夢だ、と南ことりは選択するわけですが。
すごいことですよ、これは。


長年の夢ではなく今の夢を決断するんですから。
この決断の重みを香坂穂乃果はこの時点で、どこまで本当に理解してたのか、私はかなり疑ってます。

2ndシーズンは「決断」できるほど成長

そして2ndシーズンでは、なんと生徒会長になっていました。


ラブライブ!に向けて物語が進んでいく中、μ'sにも選択の時期がやってきます。
3年生が卒業する事による、グループ存続の重大な選択です。
メンバーを入れ替えてμ'sを継続するか、それともμ'sをおしまいにするのか。

 

「この9人のμ'sを大切にしたい」「この9人だから今のμ'sになれた」
在校生組で話し合った結論とはいえ、恐らく彼女の中ではとっくに結論はでてたと思います。
この結論を下したくだりは、泣いてしまいました。

 

μ'sを続けるのも正解、解散するのも正解です。
でも彼女は、ちゃんと自分の気持ちと意志を持って決断しました。
そのことに胸が熱くなりました。

 

自分で始めたことを自分で決断して終わらせる。
この成長ぶりに、私はすがすがしい感動を覚えました。
そしてこの思いを、13話で再び感じます。

「卒業は終わりじゃないんだよ」とエールを感じたラスト2話

これまでのμ'sの集大成であり実質的な卒業である12話、学生としての卒業を巡るエピソードの13話。
ここにラブライブ!がもつ輝きが、ぎゅっと詰まっているように思います。

 

1stシーズン1話と2ndシーズン13話の香坂穂乃果は、明らかに雰囲気が違います。
1話は一人で「これから楽しいことがいっぱい!」という雰囲気ですが、13話はμ'sの仲間たちとともに「μ's解散は終わりじゃなくて、私たちの新しい形の始まりなんだよ」といわんばかりの終わり方です。

 

あの決断に誇りと自信を持っているかんじがして、私はとても好きです。
そして視聴者に対しても「がんばれがんばれ!」と、エールを送っているように感じました。


瑞々しく素敵な物語でした。

みてよかったー!そう思える作品でした。

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