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FGOバビロニア戦線7話の感想

マーリンは大魔術師として有名

マーリンは、アーサー王伝説で有名な魔術師です。

有能なキングメーカーであり、治世のアドバイザーとして伝説に登場しています。

そして女性関係でトラブルを起こしたり、王の基盤を盤石にするために残酷な提案をしたり。

有能な影の人物であり、同時に大いなるトラブルメーカーとしてアーサー王伝説では書かれることが多いです。

 マーリンは人類を愛していない

マーリンの出生は、アーサー王伝説では夢魔と人との混血であるとされています。
FGOのマーリンも、その設定が引き継がれています。
彼は半分人間であり、半分夢魔という人外の存在です。

 

人の夢を食べ、人の夢に入り込め、夢を操ることができます。
そして彼は、死ねない存在でもあります。
(ではなぜ英霊としてバビロニアに降臨しているかというと、それは話が進む上でわかってきます)

 

マーリンがアナの悩みを見抜いているシーンで、人外としての彼の本音を色々と語ります。
「人の夢を食べる身としては、人がいてくれないと困る」
「でも人類そのものを好きなわけではない」
「もし人類が滅んでも、世界が終わらなければ僕自身は死なない」

このシーンで、アナが人外であるとはっきりとわかりました。
少なくともマスター達は僕に対するこれまでの態度を見る限りでは、人外の君も受け入れてくれるよ。
と、アドバイスをするわけですが。


本来の彼は、人の感情を知っているが理解していないということがわかります。
感情の分析と理解による機敏はありますが、人の感情を自分は持っていないとほのめかしています。
その上自分は人外のものであり、人と同じになれない。
その自覚を持っていることの怖さ。

 

人の夢はおいしいけど、別になくても彼自身は死なないし、そんなに困りません。
世界そのものが滅んでしまわない限り、彼は閉じた花園で生き続けることができます。
人類を愛してもいないけど、人類は美しいものを見せてくれる。
だから存在して欲しいな、と思って手助けしているにすぎない。
それがマーリンの人類に対する本音だとわかります。

 

あくまで邪推ですが。
もし世界の存亡に人類そのものが必要でないと彼が判断したなら、ためらいもなく人を滅ぼす手段をとるでしょう。
もしくは、誰かが滅ぼそうとしても助け船を出すことは無いでしょう。

マーリンが人類を助けてくれるのか

そんな彼ですが、なぜ人類を助けてくれているのでしょうか。
アーサー王伝説の中では、マーリンは生まれながらの魔物であったが、誕生後すぐに洗礼を受けたために完全な魔物にならずに済んだ、といわれています。
そして人の夢を食べるうちに人に対する愛着が強くなった、ともいわれています。

 

FGOでは、人の夢を食べるているうちに人に愛着を持つようになったといっています。

それでも彼は、人類自体を愛しても必要不可欠な存在とも思っていないんですけどね。

 

柔らかな表情、穏やかな声、親しみのある態度。
それらは全て、人類を観察してきた上で身につけた社交術のようなものです。
FGO7話は、彼の底にある根本的な怖さをかいま見ることができた回でした。

 

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