ゆるキャン△がテレビ東京でドラマ化
女子高生がキャンプする漫画「ゆるキャン△」は、アニメ化されています。
そして今度は、テレビ東京でドラマ化されると発表されました。
www.tv-tokyo.co.jp正直「なんで!?」という感情からの不安感しかありません。
今まで漫画を実写化して、「これは素晴らしい!」と思ったものの方が少ないという経験からですが。
alu.jp「ゆるキャン△」としてみるか、それとも「ゆるキャン△ぽい雰囲気で、女の子達がキャンプを楽しむ話」としてみるか。
それによって、評価が真っ二つに分かれそうな予感がします。
漫画の実写化は何故難しいのか
- 2次元の表現を3次元で表現するのが難しい
- 作者の世界に人の手(脚本や監督、役者)が入ることで、別の世界になりやすい
- 実写化側の事情で、キャラにあってないキャスティングを行われる事がある
漫画は、原作者や作者の世界を表現したものです。
ファンはその世界を楽しみます。
2次元なりの表現方法があり、それを3次元で考えると不自然なこともあります。
そのバランスをとるのが、とても難しい。
それに関係して、一番問題なのが制作側の事情だと思います。
キャスティング問題もありますが、監督や脚本による世界観の大幅変更。
設定だけ使っての、全くの別物。
世界観だけでなくオリジナルキャラクターを出したり、キャラクターの設定を大幅に変えたり。
「そこまで変えるなら、原作〇〇として別に作ってくれよ」
といいたくなる作品を、何個か知っています。
制作側から見れば、ただ原作の真似だけをするのはつまらないと感じるのかもしれません。
設定をいかしつつオリジナリティを出して自分の作品として作りたい、その気持ちはわかります。
が、ファンとしてはあまりそういうものを望んでないのが実情だと思います。
ファン、役者のファン、映画好き。
どの層に重点的に向けて作るかで、作品の方向性が全く違ってくるのも問題ではないでしょうか。
原作ファンが納得する実写化とは?
「そんなものはない!」と、私は思っています。
いきなりの否定で恐縮です。
そもそも漫画のファンは漫画としての作品が好きなわけで、そこに人がずかずかと入ってくることを好みません。
キャラや衣装をどんなに原作に近づけようが、ただのよくできたコスプレです。
そのことを前提で考えると
- キャラや世界観の設定をむやみに変えない
- 制作側の世界を強く出したいなら、「原作〇〇」として別物で作ってほしい
ぐらいでしょうか。
原作の名前をそのまま使った方が、話題性や知名度が高いのはわかります。
だからこそ原作ファンや漫画ファンは、作品を土台として踏みにじられるのではないかという不安があるのです。
我々はただ見守るしかない
不安や驚きを感じても、発表されたら、もうあとは見守るしかファンはできません。
どうかいいものができますように。