そろそろアレな世代の話をしようか

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アナ雪2のステマ疑惑騒動で考えたこと

アナ雪2のステマ疑惑が持ち上がった

疑惑が持ち上がったのは、同じ時間帯に同じような内容(アナ雪2を褒める)の感想漫画がネットに上がったことです。

それに気が付いた人たちがいて、アナ雪2のステマではないかと疑惑を持たれました。

偶然にしては、あまりにも不自然なタイミングです。

疑惑が持ち上がってから

感想漫画は、Twitter上である程度人気と知名度がある漫画家の人たちです。

疑惑が徐々に広がりはじめ、それに対して「PRをつけるのを忘れていた」と謝罪をだしました。

火消しの方法が全員同じで、ますます疑惑が強まってしまいました。

そしてディズニーの公式から、コメントが出ました。

nlab.itmedia.co.jp

  • わざとではない
  • コミュニケーション不足でPR表記が抜けてしまった
  • ステマをする意図はなかった

つまりディズニー側としては、「依頼会社とうまく意思疎通が取れなくて、こんなことになってしまった。ステマするつもりはなかった。だから私悪くないよ」という事なんですよね。

一番貧乏くじを引いたのは漫画家

公式でディズニーがこういうコメントを出したので、まず言い分を変えることはないでしょう。

今回一番矢面に立たされてるのが、漫画を描いた漫画家達です。

「こちらは悪くない」と逃げる大元、依頼された会社(今のところ不明)はだんまり、そして実際に描いた漫画家。

 

この中で一番不利なのが、漫画家達です。

全員が全員「PRとつけるのを忘れた」というのも変ですし、謝罪の仕方も同じです。

この中で一番ユーザーと近いので、一番非難を浴びせられやすい立場です。

かといって、仕事の依頼先や詳細をペラペラとしゃべるのは中々難しい事が多いのが現実です。

そのせいもあり、一番非難が集中してしまいます。

  • 今後何を描いても「ステマなの?」といわれたり思われてしまう
  • 漫画自体の正当な評価をされにくくなる
  • ちゃんとしたPRを含めて、仕事の依頼がきにくくなる

これらのことが、今後考えられます。

ですが「漫画家が可哀想」と、同情的な面だけではないと思います。

 

描いた漫画家以外が純粋に「〇〇いいね」と書いても、ステマと疑われやすくなります。

漫画家以外の人が「〇〇いいね」というのも、疑われる可能性もあります。

 広告業界的にはどうなんだろうか

少し気になるのが、広告業界的にはどう感じているのでしょうか?

その反応が見えないのが怖いです。

「あの会社、ばれちゃったね。下手だね」で終わるのか、

「あーあばれちゃったよ。でもうちの会社とばれてないから、このまま知らんぷりしよう」

火が消えるのをじっと待つのか。

 

もしそうなら、また同じことは起こるでしょう。

悪いと思ってなければ、ただばれたと思っているだけなら。

今最も効果的なのは口コミによる公告

インスタグラムや芸能人、有名人のブログで、わざとらしく「この商品がよかった」「これを使って悩みを解消できた」と商品と一緒に写っている写真や記事が多くあります。

時々これが、問題になります。

口コミや安心感を与えることにより、詐欺やとんでも医療などに誘導させてしまうからです。

 

それでも、今最も強い影響力があるのは口コミです。

飲食店の評価サイトはあれだけ疑惑を持たれていますが、あてにしている利用者はいます。

何故なら、普通の人々が口コミを書いているからです。

そこに価値があると思っているからです。

 

言ってみればステマは、その心理を悪用したものです。

このままいくと、広告というものに対して信用度がどんどんなくなっていくのではないでしょうか。

どちらにしろ、このような事をしていると自分で自分の首を絞めているのと同じではないでしょうか。

自分たちが見る目を養わないと危険

こういうことに対応するには、自分たちが見る目を養う必要があります。

そして悲しいですが、疑ってかかる必要もでてきます。

詐欺にあったとか犯罪に巻き込まれたような実害は起きていませんが、ステマの危険性は広告にとどまらない事は意識しておきたいと思います。

 

追記(2019/12/05)

ディズニーが謝罪文を出しました。しかし調査をする予定の言及はなく、殆ど前日の公式見解と変わっていません。

nlab.itmedia.co.jp

 

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