広告搭載率とは
アドセンス広告は、サイトやブログの配信したい位置に設置することができます。
昔はアドセンスの配置数が決まっていましたが、今はその上限が撤廃されています。
多くアドセンスを配置することができ、サイト主から見れば自由度が上がりました。
一方サイトの閲覧者から見れば、広告が多すぎるとサイト自体が見にくくなります。
解決策として、広告を表示する割合を調整する機能があります。
サイトに配置した広告で、実際に表示する広告の割合を調整することができます。
例えば広告掲載率を70%にしておくと、サイトを訪れた10人中7人に対して広告を表示します。
その際収益の高い広告をGoogle側で自動選択し、表示されます。
それが広告搭載率です。
(2020/5/22追記)
広告掲載率は2020/10/6にGoogleアドセンス側で廃止されます。
現在は自動的に広告掲載率100%となっています。
変更はできません。
広告搭載率の設定の仕方
広告→広告掲載率
初期設定は100%に設定されています。
「サイトにアドセンスを全て配信する」となっています。
0%に近づくほど、サイトで表示される広告が減っていきます。
現在の広告掲載率と実施したい広告掲載率を比較したいとき、「テストを設定」を押す事をGoogle側が推奨しています。
広告掲載率を下げるとどうなるのか
広告掲載率を下げると、サイトに表示される広告が減ります。
例えばサイトに10ヵ所アドセンス広告を配置しているとします。
掲載率を60%にすると、4ヵ所広告が配信されません。
そして配信されないところは、空白になります。
広告の配信されない場所は、利用者が選べません。
広告掲載率は、広告の配信方法や広告ユニットに関係なく適用されます。
広告掲載率を下げると収益率の高い広告が配信される
サイトに配信される広告は、それぞれ利益が違います。
広告掲載率を下げると、アドセンス側が収益を下げないように収益が高いものを優先的に配信します。
逆に考えれば、収益の低い広告を減らす機能とも言えます。
そう考えると、広告掲載率を使えば収益が増えると思うかもしれません。
しかしそう単純な話ではないと思います。
サイトに来る人の一番の目的は、サイトの中身を見ることです。
収益の高い広告が表示されたとしても、必ずしも広告に興味があるとは言えないからです。
ただし、サイトがすっきりして見やすくなるので、サイトの滞在時間や好感度は上がりやすくなります。
結果的に、サイトの好感度が上がることでリピーターになるかもしれません。
閲覧者が多いサイトは検索順でも上がりやすいというので、結果的に収益が増える可能性が高くなるかもしれません。
一概に決定的な事は言えませんが、サイトの来訪者よりの収益方法だといえます。
どのようなサイトが広告掲載率をいじるべきか
アドセンスを利用しているサイト主が、全員広告掲載率をいじるのがいいとは思いません。
いじるべきなのは
- アドセンス広告を多く設置している
- 広告類が多く、サイト自体をすっきりさせたい
- サイトの好感度を上げてアクセスを増やしたい
ではないでしょうか。
逆に広告掲載率をいじらない方がいいのは
- アドセンス広告を多く設置していない
です。
ただし収益を上げる大前提は、サイトを良くしていくことだと感じます。
Googleのアドセンスは、サイト主よりサイトの利用者を大切にする事をポリシーにしているからです。