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【麒麟がくる】4話感想-菊丸は何者なのか?干し柿は竹千代の将来の暗喩か?

4話のあらすじ

前回、斎藤道三が傀儡君主として土岐頼芸を立てて今川義元が織田領に侵攻してきた、というところまでの話でした。

今回は斎藤道三が、ライバルである織田信秀の様子を探るために京都から招いた医者、望月東庵に織田方の様子を探るよう交渉します。

交渉は成立し、東庵は織田信秀と面会し探りを入れます。

それと同じく明智光秀と菊丸は、医師から結果を聞くために織田領に潜入しました。

ですが織田信秀に見破られ、「東庵に近づくものは斬れ」という命令で明智光秀と菊丸は追われます。

2人が逃げ回っているとき、何者かに助けられます。

斎藤道三明智光秀が様子を報告し、その後、鉄砲に関心を持っていた斎藤道三に本能寺の僧とあうように言われます。

今回の見どころは4つ

4話の見どころは、4つありました。

まだ物語の序盤ですが、色々と伏線をはっている様子が見れます。

衣装であったり小物や出会いであったり直接的なものから、暗喩的なものまで色々とあります。

相変わらず斎藤道三の情報網が有能で冷静な判断力

今まで土岐家の裏切りやその証拠、世間一般の情報を斎藤道三は知っていましたが、その確信となるのが彼の持つ情報網です。

油売りと揶揄されてライバル達から軽蔑されがちですが、情報収集能力と現実的な分析力は今のところピカ一です。

それが今回も、役に立ちます。

京から招いた医師、望月東庵が織田方と交流がある事、そして呼ばれている事、双六の賭け事で借金がある事。

交渉材料として使われますが、東庵も負けていません。

殺されかけて折れますが、「探ってきてもいいけど借金の肩代わりをしろ」とぬけぬけと交渉を切り出す肝の太さ。

逆にそれが道三に気に入れられ、いい人物を連れてきたと光秀が褒められます。

鉄砲に関しても、詳しい人物や入手経路をちゃんと調べて部下に教える、それは実はすごいことです。

街中の情報網から、必要ならば敵方の人間まで情報網を気付くことができる。

これは只者ではありません。

今回の斎藤道三も、中々目力があってかっこいいですね。

毎回毎回、彼の情報網と使い方に感心します。

そして自分に対して反抗する相手であっても、きちんと認める度量の広さがあります。

とにかくかわいい竹千代(のちの徳川家康

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織田方に人質に出されていた竹千代と光秀が、運命の出会いをします。

彼らの運命と俗説を考えると、何かと意味深。

光秀が竹千代に干し柿を渡しながら「辛抱することも大事だよ」と諭す場面があるのですが、彼の幼少期の長い人質生活と忍耐力を考えると中々意味深です。

また干し柿の元となる渋柿は、岐阜県も主な産地の一つです。

岐阜が領地の人間が、岐阜のものを渡す。

それは斎藤道三の領地を手に入れるという事でしょうか。

岐阜県といえば、徳川家康の天下を決定づけた関ヶ原があります。

そう、関ヶ原合戦です。

深読みすれば、関ヶ原の高いで勝利を収めるという暗喩とも取れます。

そして明智光秀天海僧正説が採用されるかも?という暗示にもみえます。

そんな大人のフラグをさしおいて、竹千代がとても愛らしい!

この子が後にタヌキジジイといわれるようになったり、主君の豊臣家を滅亡させるとはとても見えないくらい可愛いのです。

無邪気で母親に会いたいとせがむこの子がねえ、となります。

菊丸の正体は?ますます深まる彼の正体の謎

恐らく前半でこの大河ドラマで最大の謎が、菊丸という三河の農民の正体です。

三河が巨大勢力の狭間にあるので、生き抜くためには両方のご機嫌を取る必要があります。戦があれば、容赦なく田畑を荒らされ家を焼かれます。

菊丸の吐き出すような恨み言は、真に迫っていました。

薬草に詳しく、また集めることも実用的な知識もあります。

織田方から逃亡中に、助けもあります。

姿を現さないで適格に相手を追い返すやり方といい、忍び説が濃厚です。

あるいは三河衆と呼ばれる、家康に忠実な家臣団に関係ある人物なのかもしれません。

普通の農民とは違うのは、なんとなく感じます。

この先彼がキーマンとなって、何か起こるかもしれません。

家康の伊賀越えでも、忍びの里がバックアップしていたという話も聞いたことがあります。

それにも関わってくるのでしょうか。

本能寺という単語で「もう?!」でてくるの?という驚き

斎藤道三は鉄砲にそっけない態度をとっていますが、実は興味があるのが今回わかります。

その鉄砲の話を本能寺の僧侶に聞いてこい、と明智光秀に命じます。

正直この序盤で、しかもまだ織田信長に仕えていない時期に「本能寺」という単語を聞くとは思いませんでした。

本能寺という単語を聞いて、もう燃えるのか!?と焦りました。

しかしこれも後々の伏線の気がします。

このころから出入りしていた経験があるので、本能寺への焼討ちがスムーズに進んだとか。

そういう因縁めいた伏線の気がします。

着物の柄やちょっとした小物が意味深でよい

例えば帰蝶の着物に大柄の蝶が毎回入っていたり、東庵の着物の後ろに「月を見上げるウサギ」がいるんです。

ウサギに関する説話で、困っている人に自分の身を差し出して助ける話があります。

またウサギは繁栄をもたらす動物として、縁起の良い柄でもあります。

医者としての誠実さと双六のギャンブル好きを表しているような、そんな解釈ができそうな柄ですよね。

織田信秀も肩の負傷の体調を表すために、水をがぶ飲みしたり瓜を手元に置いて食べていたり。

肩の負傷状況をいうセリフはありますが、その状況をみて完治していないことがわかります。

美術や小物も、大河ドラマの楽しみです。

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