そろそろアレな世代の話をしようか

氷河期世代の雑記ブログ(趣味や日常中心)

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あるドラッグストア店員の買いだめ騒動に対する言葉に共感しかない

 

その買い物、必要ですか?

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コロナに関するデマで、トイレットペーパーの買いだめ騒動をよくニュースで聞きます。

実際に店に行っても目にします。

「マスクの原料とトイレットペーパーは同じだから、トイレットペーパーがなくなる」

「中国でトイレットペーパーは作られているから、当分品物が入ってこない」

「キッチンペーパーも生理用品も在庫はない」

というデマが流れ、不安感から買いだめする人が一気に増えてしまいました。

これは今は完全に否定されていますし、実際完全なデマです。

(ちなみにこのデマを流した個人がネットにより特定され、個人情報も暴かれています)

私はその光景を見て、ため息がでました。

昔の事を思い出すからです。

あるドラッグストア店員の叫びを聞いてくれ

 これと似た体験をしたことがあります。

だから、この人の気持ちが痛い程わかります。

私が経験したこと

私は以前、小売り系の接客業をしたことがあります。

扱っている商品がテレビや雑誌で取り上げられることがあると、事前に「〇〇という雑誌(テレビ)で紹介されます」という連絡が本部からくることがあります。

何故か段々とその連絡が本部から来なくなり、現場に一切その手の情報が降りてこなくなりました。

そしていきなり商品の問い合わせが増えたり、売れ行きが唐突に伸びることがありました。

今回の騒動のように一気に商品が売れるので、店側の在庫どころか全体倉庫の在庫もなくなることもあります。

「〇〇はなんでないの?」

「テレビで紹介されてるから来たのに、ないなんてダメな店ね」

「いつ入ってくるの?どこにあるの?調べてきなさいよ」

そのたびに「申し訳ありません」と、ひたすら謝るのです。

これを1日に何回も何回も繰り返す事が、どれほどのストレスか。

経験したことがない人には想像がつかないでしょう。

バックヤードに下がると電話での問い合わせ、店に出ると文句と謝罪の連続。

全く逃げ場がありません。

身も心もすり減るとは、まさにこのことです。

店員と客は対等だ

殆どの店員は、客の要望を叶えようと一生懸命に調べたり探したりします。

品物の流通経路や確定した入荷日は、店側でははっきりとは言えません。

何故なら、事故を含めた何らかのトラブルで入ってこない事を考えるからです。

また生産がいつ復活するかもわかりません。

「なんで知らないのよ。隠してるんでしょ」

「入ってくる日がわからないなんて、サボってるだけでしょ」

違います。本当に断言できないんです。

何故ならすべて本部や流通側、生産側の問題なので、現場では情報がないからです。

ちゃんと張り紙を読んでください。

朝の開店前準備は、1秒を争うので本当に邪魔でしかないんです。

(店によっては、開店前は一切電話に出なくていいという指令が来ています)

でも一番意識して欲しい事は、店員と客は対等でそれ以下でもそれ以上でもありません。

人に謝る事、悪意を向けられること、怒鳴られる事がどれだけ辛いか。

しかも自分の静でないという理不尽さ。

知らせるべきことは張り紙に書いてあるのに、わざわざ店員を責めたり注文を付けるのはやめてあげてください。

今回の騒動を見て、経験的に小売りの現場はどれだけ疲弊しているのかと思って胸が痛みます。

その姿、見られてますよ

店員に対する態度って、案外他の人に見られています。

そこでその人の地が出ます。

もし店員に怒鳴っている人や威張っている人、店員の悪口や他人への不平不満をよく話している人が身近にいるなら、距離を置くことをお勧めします。

私の経験上そういう人は、平気で周囲の人をトラブルに巻き込みやすいです。

何故なら、怒りのコントロールがうまくできず、また、理論的な思考が難しい人が多いからです。

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