オーストラリア旅行で一番役に立ったパーカーの思い出
今週のお題「自慢の一着」
パーカーという万能選手
学生の頃、オーストラリアへ旅行しました。
ツアーの中に、フィリップ島で「ペンギンが海から戻ってくるのを見学する」という内容がありました。
その時着ていたパーカーの優秀さが、ペンギンと共に思い出に残っています。
パーカーはその時だけでなく、旅行中の万能選手でした。
フィリップ島のペンギン見学で大活躍
フィリップ島は、オーストラリアのメルボルンの近くにある島です。
夜にペンギンが海から戻ってくる光景を、間近で見学できることで有名です。
ただし必ずしも見学エリアのそばを通るとは限らず、また見学時間内に帰ってくるとは限りません。
全て「ペンギンの気まぐれ」で、人間は見学エリアから出る事もペンギンに触ることも禁止されています。
私はツアーでペンギンの見学を申し込みましたが、夕方からじっと座って待っていました。
人間は設定された見学時間いっぱいまで、見学エリアでひたすら待機です。
この時の風が、冷たい事冷たい事。
うかつに動き回ることもできず、ただ座って待っているのは中々つらいものがあります。
日が暮れて南極方面から吹いてくる海風が、ビュービューと全身に吹き付けてきます。
そんな中ペンギンが戻ってくるのを1時間程度待っていたでしょうか、徐々に付近の人から寒い寒いという声が上がっていたのを覚えています。
しかし私はへっちゃらでした。
数年前に買ったパーカーのおかげで、殆ど寒さを感じる事がなかったからです。
とても優秀なパーカーで、軽くて暖かく、たためばコンパクトになるのです。
その下に薄手のセーターが1枚だけでしたが、寒さに困ることはありませんでした。
幸いな事にペンギンの上陸ポイントが見学エリアのそばだっため、じっくりとペンギンたちを見ることができました。
身体が冷え切っていなかったので、ペンギンに意識を集中することができ十分楽しめました。
都市部でもパーカーは大活躍
パーカーは街中でも大活躍でした。
気軽に脱ぎ着ができるので、温度調節が簡単にできます。
一番いいのが、「街中で浮かない」という事です。
街中だろうが海辺だろうが動物園だろうが、現地の雰囲気とあうのです。
そして住んでいる人の服装に馴染むので、通りを歩いているときも落ち着きます。
パーカーはどんな国でも街でも、ドレスコードが必要な場所でない限り、一番違和感なく現地にすんなりと溶け込める事を実感しました。
それ以来旅行には、1枚はパーカーを持ち歩くようにしています。
こんなパーカーもっていきました
具体的にどんなパーカーかというと。
某フランスのCで始まるブランドのパーカーです。
(ブランドは今は日本から撤退していると思います)
すっぽりとかぶるタイプのものですが、脱ぎ着がとても楽にできるよう工夫されています。
保温力が優秀なのは勿論、一番の特徴は着心地と裁縫の良さ。
見た目は地味なのですが、中の生地が肌に直接触れても心地よいのです。
そしてとても丁寧な裁縫で、服全体の重さのバランスが絶妙でした。
服自体の重みを上手に分散し、全体のバランスを考えて縫い合わされているのです。
目立たない部分ですが、毎日着るうえでこれが一番ありがたかったです。
旅行から数年間着てたのですが、最終的にはボロボロになったので捨てました。
あれほどいいパーカーは、それ以来出会っていません。
いざ買おうと探してみたのですが、日本から撤退したみたいで残念です。