広告掲載率が廃止される
Googleアドセンスの広告掲載率が、廃止されます。
2020/10/6にアドセンスのアカウントから、広告掲載率が削除される事の通知がきています。
このブログを書いている時点では、利用者側で必要な対応はないと書かれています。
広告掲載率が廃止で直接的な影響があるのは、広告掲載率を調整している人とテスト中の人やテストをしようと思っている人です。
また広告を極力目立た内容にサイトやブログデザインをしている人も、若干影響があるかもしれません。
廃止で広告掲載率関連はどうなるか
Googleアドセンスの広告掲載率が廃止されることで、次のように変わります。
- 広告掲載率が100%に固定
- 広告掲載率を利用者が変更する事ができなくなる
- 広告掲載率テストができなくなる
- 廃止日になると、広告掲載率テスト中でも中止される
- 廃止日になると、過去の広告掲載率テストのデータをダウンロードできなくなる
広告掲載率の初期設定は、100%です。
今まで広告掲載率を調整したことがない人や広告掲載率テストをしたことがなければ、影響はありません。
広告掲載率テストのデータが欲しいなら、早めにダウンロードをする必要があります。
広告掲載率テストはサイトの閲覧数によってテスト期間が変わるのですが、たとえテスト中であっても、廃止日になると強制的にテスト終了となります。
テストをしたいならば、早めに始めなければなりません。
広告掲載率廃止で何が起きるのか
広告掲載率が廃止されることで、どんな変化があるのでしょうか。
広告掲載率とは
そもそも「広告掲載率」とは何でしょうか。
広告掲載率とは、アドセンス広告を設置したページの広告表示をする割合の事です。
例えば広告掲載率を60%に設定するとします。
ブログやサイトの訪問者10人に対して、アドセンス広告を表示されるのが6人となります。
残りの4人には、アドセンス広告が表示されません。
表示されるアドセンス広告は、収益の多いものをGoogle側が自動的に配信します。
ブログやサイトの訪問者の立場で考えると、広告が少ないほうがサイトやブログが見やすくなります。
訪問者はそのようなサイトを好む傾向が大きいとされており、結果的にブログやサイトに訪問者が増えます。
そこに収益の高い広告を配信することでサイト運営者の収益が上がり、訪問者とサイト運営者が幸せになる。
そういうふうにGoogleは考えていました。
広告掲載率を下げるとどうなるか
理想は「みんな幸せ」なのですが、現実はそううまくいかない事の方が多いです。
アドセンス広告の表示が減ることで、サイト運営者の収益が減ることが度々報告されています。
以前から「広告掲載率は100%がいい」という検証結果のブログなども多くあったので、実質的にあまり使っている人はいなかったのではないでしょうか。
広告掲載率を下げるのは、サイト運営者の為ではなく訪問者寄りの機能だとよく言われていました。
広告掲載率廃止で何が変わるのか
- 広告掲載率100%固定
- 広告表示の管理は変わらない
訪問者に対して、100%アドセンスの広告を表示するようになります。
基本的にGoogle側が最適な広告を自動配信してくれるのですが、サイトの管理者として表示したくないジャンルの広告もあります。
今まで通り表示したくないジャンルの広告をブロックしたり、自動広告配信のON/OFFも設定できます。
「サイトにアドセンス広告が常に表示されるようになるので、収益が上がるかもしれない」
「広告の表示回数や表示回数による収益が上がるかもしれない」
と、Google側が言っています。
広告掲載率を下げていた人にとっては、そういうことが起こりやすいと思います。
もしサイトの広告表示を減らしたいなら、アドセンス広告を表示する箇所自体を減らすしかないようです。