通販で服を買いますか?
通販で服を買うことは、今や当たり前の手段として生活に馴染んでいます。
その時参考にするのが、通販カタログやオンライン上に載っている写真です。
服そのものの写真やモデルさん達が着用している写真をみると、イメージを想像して楽しくなります。
しかし実際に買うと、明らかにイメージと違うことがあります。
私たち氷河期と言われる世代になると、それが多くなると感じるのです。
通販カタログや通販サイトは、つくづく「夢を売る」のが主流だなと実感します。
そして自分が歳をとっていくという、当たり前の現実に直面するのです。
着用イメージの差が大きい
買った服を実際に着た時、多かれ少なかれがっかり感を感じる事はないですか?
服の寸法、着心地、生地の質感、着た時のイメージ。
実際に試着をして購入したわけではないので、これらのリスクは当然あります。
その中で一番ショックを感じるのが、「モデルさんと全然イメージが違う」という事ではないでしょうか。
「あのモデルさんのようなイメージ」を多かれ少なかれ想像してしまうんですよね、買う時に。
そして着てみると「あれ?なんだか体形が・・・」となり「これは自分には難しいぞ」と現実を知る事になるのです。
衣類を扱う通販の多くは、返品サービスがあります。
だから返品してしまえばいいんですが、真のダメージは別にあります。
現実とイメージの剥離の大きさにダメージを負うのです。
それは突き詰めれば、自分が歳をとって体形が変わっているという現実です。
歳をとる事は自然な事だけど
年齢を重ねていくことは、自然な事です。
それに伴って体の変化もあることは、十分頭では理解しています。
しかし現実を突きつけられると、感情的に拒否したくなるのも真実です。
特に様々なメディアや企業の広告で「いつまでも若く」「若いのが美しい」とされる価値基準があふれている中、自分が歳をとっていくという現実。
正直言って焦りと恐怖を感じます。
自分が醜くなっていくという、恐ろしさ。
いつからなんでしょうね、美しさ=若さという価値基準が強固になったのは。
歳をとる事を恐れているだけはやめる
私は通販の服を自分が着た時に、歳をとる事の現実と焦りを感じます。
しかし同時に、受け入れなければいけないとも思っています。
お尻も胸も20代よりは下がってきます。
顔だって肌の張りが違っています。
例えば今から10代や20代の子と同じメイクや流行の服を着たとしても、もう似合いません。
取り入れるのならば、年齢にあったアレンジをする必要があります。
「若くありたい」「綺麗でありたい」
それを思っている時点で、10代や20代の時期と違うと無意識に認識しているという事です。
自分の中でまだまだ、若さ=美しさという価値観は根強く残っています。
焦りや抵抗感もありますが、歳をとる事を恐れるだけはしないようにしたいです。
それはとてもとても、辛い事ですから。
自然な美しさを身につけるようにしたいです。