プロ野球が開幕しましたね
今年もプロ野球が開幕しました。
コロナが各種イベントに影響を与えていますが、プロ野球も例外ではありませんでした。
プロ野球と聞いて思い出すのが、昔の苦い思い出です。
特に古のオタクなら、野球に対して複雑な思い出があることが多いでしょう。
そしてスポーツ全般に対する感情も、色々と複雑になってくるのです。
野球という番狂わせ
昔はテレビで野球の中継が、多くありました。
そして野球の延長もきっちりと放送していたので、試合が伸びると後に後にずれ込むのです。
そのせいで番組の予約録画がずれていたり、あるいは番組自体が中止になったり。
古のオタクたちは、何度も何度も野球中継に泣かされてきたのです。
その経験から、野球に関して複雑な感情を自然に持つようになってしまいました。
野球はスポーツの花形として、燦然と輝いていました。
今でもスポーツの中では、圧倒的に放送数やニュースの取り上げ数が多い競技です。
夏は特に野球の季節でした。
プロ野球だけでなく、甲子園も始まるからです。
そうすると楽しみにしていた番組自体が、一時的に休止になったりします。
それもまた、野球に対する複雑な感情を大きくしたのです。
野球が善という考え方の奇妙さ
そしてそれ以上にふに落ちないのが、「スポーツ好きが健全」という考え方です。
特に野球が好きなのが「普通」であり、健全とされていました。
しかしアニメや映画、漫画が好きな人は、少し奇異な印象が持たれることが多かった思い出があります。
今でこそそこまで変に言われることは少なくなりましたが、「変わっている」「暗い」だのと負のイメージが強かったのです。
なぜそうなのか、正直なところ今でも私はわかりません。
スポーツをする人は善で、オタク系の人は暗い。
このイメージは、今でも根強く残っています。
好きなものが違うだけでイメージが大きく違っているので、自分の好きな作品をはっきりという事はめったにありませんでした。
好きなものを好きといいたい
野球をはじめ、スポーツをやっているからといって健全でないことは、今まで多くのニュースがありました。
陰湿ないじめや体罰に近い指導、過剰なパワーバランスを持つ先輩後輩関係など。
全体から見ると一部かもしれませんが、時代が進んでも起きる内容はちっとも改善されえいるように見えません。
オタク関係も色々ありますが、内容も相変わらずなところがあります。
つまり、どちらが好きだからといって善でも何でもないのです。
「私は〇〇が好き」「△が好きなんだから駄目な人間」「△好きな人は変わってるし、からかってやれ」
そんなことは、もう消えてほしいなあと思っています。
少なくともまだ根強い「スポーツをしている人間は健全である」という、殆ど根拠のない考えはもっと減ってほしいです。
古のオタクたちは、その考えで、特に目立つ野球のせいで、スポーツに対する考えが冷めてしまったことは忘れてはいけないと思います。
好きなものを好きと堂々と言える時代は、いつになるのでしょうか。
徐々にですが云える風潮は強くなっていますが、それが当然になったら嬉しいです。