トイデジをしっていますか?
トイカメラ系も何台か持っているのですが、前々から気になっていたKenkoのDSC Pieniを買ってみました。
実際に使ってみたのですが、人を選びますが面白いトイデジだと思います。
KenkoのPieni(ピエニ)はこんなトイデジ
Pieniはフィンランド語で「小さい」を意味する単語です。
その名の通り、大きさは500円玉を2個横に並べた程度の大きさしかありません。
ネックストラップやストラップにつけて持ち運ぶのが苦にならないくらい、とても軽いトイデジです。
画素は131万画素。
主流のカメラでは考えられないくらい画素数が低く、スマートフォンのカメラでも今時これほど低い画素数はありません。
撮った写真は、microSD/SDHC(別売)でしか保存できません。
もちろん手振れ防止機能や顔認識という高度な機能はありません。
ピント調整やホワイトバランス等を調整することもできません。
撮影した写真はその場で確認できず、PCで見ないと何がとれているのかわかりません。
ただシャッターを押して撮影する。
それだけの非常にシンプルなトイデジです。
よく他の人のブログにも書かれていますが、フィルムカメラ感覚を味わえるトイデジです。
Pieniで撮影する前の準備
初めてPieniで撮影する前に必要なことがあります。
初めて撮影するときの注意として、説明書に上記の2つは必ず行ってくださいと書いてあります。
ですが充電はバッテリー容量が少なそうなので、使う前に毎回充電しておく方が良いと思います。
microSD/SDHCの初期化は、最初だけです。(すると中身が全部消えてしまう)
やり方はとても簡単で、説明書にも書いてあります。
Pieniで実際に撮影してみた
実際に撮影してみると、かなり粗いです。
131万画素なので、はっきり言ってお世辞でも綺麗とは言えないレベルで粗く写ります。
絵画や塗り絵のような、独特の質感があります。
少し曇り空を撮影してみると
花を日向で撮影してみると
高架下の少し暗いところを撮影してみると
この質感は、写真加工アプリやソフトを使っても中々でないものだと思います。
ぴたりと当てはまればとんでもなく面白い
初めて撮影したというのもありますが、何枚かとんでもなく失敗したものもあります。
カメラの性能自体は、今のカメラと比較できないくらいチープでアバウトです。
しかしそこに偶然性がぴたりと重なると、とんでもなく面白い写真が撮れる可能性を秘めているのを感じました。
使っていくことでカメラのコツをつかむことができ、写真が育っていくことができる面白さを強く感じます。
Pieniはこんな人におすすめしたい
このカメラに限らず、トイカメラ全般は使う人を選びます。
常に綺麗ではっきりとした写真を撮影したい人には、向いてないといえます。
しかしこれらの事を楽しみたいなら、非常に楽しいカメラだと思います。
- アーティスティックな写真を撮りたい
- 日々の記録を手軽に残したい
- とにかく持ち運びが楽なカメラが欲しい
- 写真撮影というワクワク感を味わいたい
- 可愛いデザインのトイデジが欲しい
偶然性の高さ、手軽に撮影できる利便性の良さ、日常を楽しく撮影したい。
可愛くてアーティスティックな写真を撮影できるトイデジを探しているなら、かなりおすすめです。
このようなトイデジにしては値段も手ごろで、遊び感覚で使えます。
トイデジは不便さと偶然性を楽しめる、最高のおもちゃだと思います。