仏像の事知ってる?
自分が今まであまり知らないジャンルの事を知りたいときってありませんか?
私は時々そういうものを「知りたい」と思う事があります。
そこで今回は「マンガでわかる仏像」を選びました。
私は神社やお寺を見るのが好きなのですが(といってもあんまり詳しくない)、仏像に関しては知識がほぼ0という初心者でもあります。
知識はなくても、寺社仏閣や仏像、神像、高僧の彫刻等は楽しめます。
しかし「いいな」や「綺麗だな」だけで感想が終わるのも、勿体ないと思っていたのも事実。
表紙を見たとき、従来の堅い作りの入門書よりも入りやすいかなと思いました。
だから今回、この本を読んでみました。
すると仏像初心者でもわかりやすくて、とてもいい入門書だと思いました。
「マンガでわかる仏像」のおすすめしたいところ
何故私が「マンガでわかる仏像」をおすすめするかというと
・焦点が仏像に集中している
・絵が沢山でわかりやすい
・全部漫画ではなく、文章で適度で簡潔な補足がある
・画面を広げたときに漫画と補足文章が一度に見やすい構成
・絵で種類の特徴や細部が書かれているので、ビジュアル的に入りやすい
・文章が苦手な人でもわかりやすく書かれている
・解説の詳しさが広く浅くなので内容が入りやすい
従来の仏像入門書は、実際の画像を使われているものが多いです。
そこに仏像の特徴や時代背景、作者の情報が詰め込まれていました。
それはそれで興味深いのですが、まったくの初心者が読むには少しハードルが高いなと感じていました。
しかしこの本は仏像本体の種類と作り、名称、細部の特徴など、仏像本体にしっかりと焦点があっているので、読んでいてい「これが知りたかった」と感じました。
仏像に関することを何も知識がなくても知りたい人や、興味を持っている人、きっかけになる入門書を知りたい人。
そんな人におすすめだと思います。
逆により詳しく知りたい人や、実物の画像で仏像に知りたい人は物足りないと思います。
仏像を知るのは面白い
きっかけは「自分の知らないことを知りたい」ですが、実際読んでみてよかったと素直に思っています。
仏像の事を少しでも知っていると、その寺が何を願って作られたのか推測できます。
そして仏像の世界を知ると、仏教の考え方や奥行を感じることができます。
あくまで趣味の領域なのですが、今まで見ていたものの世界が広がった気がします。
確かに仏像の世界は、難しいことが多いと思います。
しかしこの本はいい意味でサラッと解説しているので、特に初心者におすすめしたいです。