そろそろアレな世代の話をしようか

氷河期世代の雑記ブログ(趣味や日常中心)

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「アイドルもの」が苦手だった私が「ラブライブ!」で心を動かされた

「アイドルもの」が苦手だった

好きなものが色々ありますが、アニメも好きなジャンルの一つです。

ですが子供の頃から、何故かアイドルものは苦手でした。

 

一応アイドルものを見て「面白いな」と思う事は思うのですが、持続しない。

毎週ワクワク楽しみ!ではなくて、ただ他に見るものがないから見ているという冷めっぷりでした。

そんな私ですが「あれ?もしかしてアイドルものって面白い?」と自分の中の感情を一新した作品があります。

それが「ラブライブ!」です。

私が見たのは「ラブライブ!」「ラブライブ!サンシャイン!!」なので、この2シリーズ中心の話です。

なるべくネタバレを避けた表現をして書いていきたいと思います。

最初はうた☆プリから入った

実は最初にアイドルものに興味を持ったのは、「うたのプリンスさまっ」です。

どうしようもなく自分が落ち込んで落ち込んで何もかも嫌になって絶望しかなかった当時、ふと聞こえてきたのがうた☆プリの「GOLDEN☆STAR」。

確か何かの動画を見ていた時だと思います。

曲を聴いているうちになぜかぽろぽろと泣けてきて、「生きたい」とつぶやいたのを覚えています。

それ以来、とにかくうた☆プリの曲を聴きまくっていました。

そしてアニメもみて「設定凄いな、話凄いな、ライブシーンめっちゃかっこいい」などと思っているうちに、復活。

うた☆プリのアニメは全シリーズ見てませんし、原作のゲームはプレイしたことありません。

しかし今でも曲は好きです。

聞いていると元気になります。

 

そして徐々に、他のアイドルものも見て見たいと思ったのです。

それが「ラブライブ!」。

ラブライブ!シリーズは今では沢山ありますが、第1シリーズは全ての原点にして私の意識を変えた作品となりました。

そして第2シリーズで、この続いていくシリーズは凄いぞ、と確信しました。

ラブライブ!」を見て泣くとは思わなかった

大雑把にいうと、このシリーズは女子高校生がスクールアイドルを目指して頑張る!という話です。

アイドルがちやほやされる物語ではありません。

どちらかというと、内容は青春物のスポ根に近いです。

 

だからμ'sもAqoursも、それぞれ抱えるものを持ちつつ目標のために頑張ります。

挫折しながらも前に向かって進んでいきます。

その姿に、徐々に応援する気持ちが生まてくるのです。

 

私が一番泣きそうになったのは、第1シリーズのスノーハレーションのシーンとグループの今後を決めた砂浜のシーン。

恐らく定番シーンだと思いますが、今見てもジーンとくる名場面だと思っています。

そして第2シリーズの卒業式の話。

各シーンに来るまでの過程と思いを十分わかってるから、泣いちゃいました。

 

皆、夢に向かってやり切ったよ。

それぞれの作品で、最後を決断して覚悟して、次に進むことを選んだよ。

と、見終わった後に気持ちのいい「完」という文字が自分の中に浮かびます。

物語として単純に面白い

ラブライブ!は物語自体が素直に面白いと思います。

それぞれのシーズンで1期と2期で雰囲気が若干変わるのですが、それでも結末に向けてしっかりとそれぞれの成長具合や関係性について描かれていきます。

アイドルものとか関係なく、1つの物語として面白いです。

 

脚本だけでなく、細かな所もしっかりと描かれています。

例えばそれぞれの本当に最初のライブ。

はっきり言って、衣装もダンスも演出も「アマチュアが趣味でやっています」という域を出ていません。

お客さんの数も、しょんぼりレベルもいいところ。

μ'sの一番最初のライブなんて、本当に悲惨です。

衣装はいかにも素人のデザインで作りました感、歌もどこか光るものはあるけど素人感満載、ダンスの振り付けも明らかに素人が精いっぱい考えた感じのものと踊りのレベル。

観客は友達の3人程度だったと記憶しています。

挫折です。

これ以上のない挫折です。

しかし物語が進んでいくと、徐々にダンスも歌も振り付けも「アイドル」としてぐんぐん上達していくのがわかるんです。

有能なメンバーが増えたこともありますが、彼女達の日々の努力と練習が実を結んでいることが明確に表現されています。

そしてこれ以上はないハレ舞台へ。

最初のどん底の挫折があるからこそ、あの舞台に立つことの素晴らしさが余計に深まります。

この時のライブシーンの見事さに胸がすくような思いがしました。

「ついにここまで登りつめた」と画面いっぱい伝わってくる見事さ。

物語の進行に合わせた背景のあれこれの下地が、よく練られているのを感じます。

決断して前に進むことを躊躇わない清々しさが一番好き

私がこのシリーズで一番好きな所を上げろと言われたら。

それは「決断して前に進むことを描いている」事です。

彼女たちは基本的に仲良しです。

一つの目標のために色々ありますが、協力して進みます。

しかし、決断の時は訪れます。

グループの将来の事、夢の達成の後。

 

解散するのか継続するのか。

形を変えて残すのか、新生するのか。

その決断に苦しむけど、きっちりと決めます。

そしてしっかりとその決断に向けて進む強さ。

カッコいいです。

そしてとても清々しいです。

そんなことを感じるのは、それまで彼女たちが進んできた道をしっかりと描いているからでしょう。

 

英雄でもなく悲劇のヒロインや神話の登場人物でもなく、いわば普通の女子高生。

そんな彼女達が信じてきた道と目標をしっかりと歩んできたこそのしなやかな強さ。

みずみずしい程の美しい煌めきを感じて、とても気持ちがいいです。

「アイドルもの」を見る目が変わった

ラブライブ!を見る前は、アイドルを目指して頑張る程度しか知りませんでした。

可愛い女の子がキャッキャウフフして、幸運やら何やらでたいした努力もなくスターの階段でも登るのかな?と勝手に思っていました。

しかし違っていました。

「面白い!」と今なら素直に思えます。

「アイドルもの」が苦手だったのに、見てよかったと思っています。

このシリーズをみて、以前よりアイドルものに対して苦手意識がなくなりました。

 

このシリーズ作品は歌やダンス、ライブシーンの見せ方も魅力的です。

でも一番はやはり物語の気持ちよさ。

同時にそれがこのシリーズの魅力だと思います。

今では、まずは第1シリーズを色々な人に見てほしい、と思っています。

 

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