龍角散は喉に効く、けど
龍角散を飲んだことがありますか?
私は子供の頃、一度だけ飲んだことがあります。
その時とても苦くて苦しかったので、それ以来苦手になりました。
ずっと子供の頃の思い出を引きずっていたのですが、もしかして?と思ったら私の教えてもらった飲み方は間違っていたことがわかりました。
そこで初めて、人生で龍角散と向き合うことができました。
子供の頃の龍角散の思い出がトラウマ
子供の頃、初めて龍角散を飲みました。
お爺ちゃんに「喉がイガイガする」と言って教えてくれたのが、龍角散でした。
お爺ちゃんが教えてくれた飲み方は「付属のスプーン一杯分粉をすくい、そのまま粉を喉の奥に向けて投込む」という、ストロングスタイル。
当然むせました。
ゲホゲホとむせた上に薬の独特の風味、粉っぽさがいつまでもとれません。
「子供には、この風味がきつかったか」
「この苦さが効いてる証拠だから、我慢しろ」
お爺ちゃんに言われたのですが、頭の中では「この苦しさと不味さ。本当に薬なのか」という思いがぐるぐるしていました。
今でもこの苦しさと薬の苦さを強烈に覚えています。
確かに喉の調子は良くなりました。
しかしこの体験のせいか、これ以来喉の調子が悪くなっても龍角散は避けていました。
子供の頃は薬と言えば、甘いシロップ系のものをはじめとした飲みやすい物です。
そこにいきなりこれです。
大人の階段の最上級のような薬を飲まされて、どれだけびっくりしたことか。
正しい飲み方があった
ある時考えました。
確かに甘くはない薬だけど、これだけ長く販売されているという事は支持されているという事。
でもあの飲み方で長く支持されているものだろうか?
役者や声優が喉の調子を守るためにも使われる程の商品が、常にこんなに飲みにくい物だろうか。
最近そう思うようになり、飲み方を調べてみてびっくり。
私が子供の頃に教えてもらった飲み方は、間違っていたのです。
正しい龍角散飲み方は公式にかかれていました。
粉を舌の上にのせてゆっくりと溶かすようにしながら喉の方に運ぶ、というのが正しいのみ方だそうです。
しかも喉の奥に直接入れるのはやめてください、と書かれていました。
つまり私が一番最初に飲んだやり方は、間違っていたのです。
むせるからやめてください、といわれる方法で龍角散を飲んでいたわけです。
ずっと間違ったやり方を覚えていたわけで、そりゃ苦しいよね。
龍角散に対して大きな誤解をしていました。
でもあの風味の薬を「舌の上にのせてゆっくりと溶かすように」というのも、正直辛い物があります。
あの苦みが舌の上に残るわけで、それはそれでハードルが高いかもしれないと思います。
それとも今は私が知らないだけで、あの苦みが改良されているのでしょうか。
どちらにしろ龍角散に対する誤解が解けました。
小さな事ですが、このやり方を知ったことは衝撃でした。
もしかして日常で、私が知ってるやり方と本来のやり方と違うことが多くあるのでは?と思うようになりました。
皆どんな風に飲んでいるんだろう
龍角散を皆、どんな風に飲んでいるのでしょうか。
私は喉に直接振りかけるやり方でしたが、他にも同じようにしてる人がいると思うんです。
正しいのみ方がわかりましたが、正直まだちょっと苦手です。
でも喉にはとてもよく効きますね。