自炊って面倒
自炊をしています。
でも「好きでやっているか」「料理が得意なのか」といわれると、それは返事に困ります。
特に料理好きでもないし、料理が得意というわけではないからです。
かといって料理が大嫌いでもないし、一口食べて「不味い」となったことはありません。
自炊をする理由は、節約と好きな量とものを自分で食べたいから。
これが一番大きな理由です。
しかし自炊というのは厄介で、面倒くさいです。
でも長年続けられているのは、適度に息抜きをしているからだと思います。
これをしないと、とてもじゃないですが自炊は続きません。
「何も料理をしない日」があってもいいじゃない
一口に自炊と言いますが、それは料理を作る党だけではありません。
何段階もの作業が積み重なって、それで初めて自炊となります。
大きく分けて3段階あり、
・材料の買い出し
・実際に作る
・片づけ
となります。
メニューを決めてから買い物に行く人は、これにもう一段階加わります。
さらにそれぞれの段階で、内容は細分化されます。
例えば材料の買い出し。
何を買うのか不足分をメモしたり、お店でお得なものを見つけて在庫を考えたり、「この材料で何が作れるか」考えて選んだり、数日分~1週間程度のメニューを考えて材料を選んだり。
頭の中はフル回転です。
こんなのをずーっと続けていると、段々疲れてきます。
かといって疲れていても何かしら活用しないと、勿体ないだけの事になります。
食材を無駄にすること、買ったお金を無駄にすること、買い物をした時間と手間を無駄にすること。
材料はまってくれません。
だから私は、「料理をしない日」というのを自分で作っています。
大体週一でしょうか。
この日は全く作らないこともありますし、軽く準備することもあります。
思い切ってお惣菜を利用したり、レトルトやインスタントを活用します。
軽く汁物を作って終わりとか、いつもと違うメニューを食べてみたり。
どうしても節約が頭から離れないので、超豪華な食事をすることはしません。
和食が続いたら洋食を買ってくるとか、総菜は買うが白米は自分で炊くとか。
そんな感じです。
自分で自分の自炊をお休みします。
すると気持ちが楽になって、自炊生活が長く続いています。
この日は解放された気分になります。
美味しいものを上手に作ろうと意気込むのはやめた
毎日料理をする時に「美味しく作らなきゃ」と思いながら作りません。
私だって美味しいものは好きですし、食べたいです。
しかし毎日作るものが、そうそう美味しいレベルのものを作るほどの卓越した技術を持っていません。
何故自炊するのか?
それは節約の他に、自分が生きるためです。
だから食事を自分で作っている時点で「立派!」と褒めていいと思うんです。
味もそこそこ食べれるものができただけでも、「やったね!」と思っていいと思うんです。
美味しいに越したことはありませんが、下手に力んでやるときつくなってきます。
自炊は長距離マラソンのようなもの
もう10年単位で日々の自炊が続いていますが、「自炊とはなにか?」と聞かれたら「終わりのない長距離マラソンのようなもの」と答えます。
日々の料理をつくるのは、誰が何と言おうと、気力が必要です。
だからこそ、適度な休憩と力みすぎない意識でいるのが一番だと思っています。
使えるものは使ってよし。
たまに休む日を作って良し。
「あ~ごはん作るの怠い~」と言いながらつくってもよし。
以前趣味で料理をする人が「これだけ手間をかけて作る」と自慢されたことがあります。
しかし話を聞けば聞く程、内心「趣味の料理と日々の料理は全く違うな」と実感しました。
100m走の選手とフルマラソンの選手を同じ土俵で語れないように。
もう十分「台所に立っただけで偉い!」だと思いますよ。