無印良品によってみた、けど
欲しいものがあったので無印良品に寄ってみました。
するといたるところに値上がりした商品が。
ニュースで値上がりすることは知っていたけど、こんなに値上がりするのかと驚きました。
仕方ないのは頭ではわかってるんですけど、やっぱり現実を見ると「うむむ」となりますね。
らくがき帳の値段が1.5倍
欲しかったのはらくがき帳なのですが、これが1.5倍になっていました。
つまり50%値上げです。
率だけ見るとすごいのですが、値段は120円。
そう、ねだんをみると「な~んだ」となります。
が、値上がり幅が凄いと正直感じました。
当然同じ紙質と造りで、1.5倍です。
らくがき帳だけではありません。
他のノート類も。
収納系を見たら、かなり品薄になっていました。
恐らく値上がりする前に買っていったのでしょう。
無印良品側の値上げも、今まで頑張って抑えてきたのを抑えきれなかったという理由でした。
それだけ最初から無理をして値段を維持してきたという事でしょう。
これについては、頭では理解できます。
しかし感情では、どこか納得しきれていない自分がいます。
同じものなのに1.5倍の値上げ。
100均で買うよりもお得で、気軽に使えていた製品が無くなってしまった。
これからは1枚1枚が、とても貴重に感じそうだと。
値段にすればたかが120円、たいしたことじゃないよね。
そう思うのも間違いないし、私も払えない金額ではありません。
しかし「物が値上がりする」という事が続きすぎて、ため息が出てしまいました。
お得となっていてもお得じゃない
化粧品をのぞいてみると、化粧水の詰め替えがありました。
確かに「お得」なのですが、それは標準サイズを使っている人のみ。
大きなサイズを使っている人にとっては、お得でも何でもありません。
詰め替えを使うと、詰め替えるという手間が増えるだけ。
その製品を長く使っている人は大きなサイズを使う事が多いのですが、その人達にとってお得な事は何もないのです。
「お得」という文字が、とても虚しく見えました。
今までの「お得」と何かがずれている気がします。
店に行って疲れた
今何もかも値上がりしていて、気持ちが疲れています。
理屈ではメーカーも抑えきれなくなって、上げざるを得ない事をわかっています。
でもね、やっぱり痛いです。
今までと同じような感じで使えないんです。
そして一度値上がりしたものは、今後下がることはまずありません。
無印良品は価格を見直して値下げしたことがありますが、それも重い腰をあげての事です。
他が似たような商品と低価格路線に対抗、というのが本当のところでしょう。
だから結果的に割高な値段で、長年販売していたわけで。
正直なところ、値上げや「お得」という事に対するズレで気持ちが疲れました。
絶望するとか怒りとか、そういうものとは少し違います。
「無印良品って、こんなにつかれるところだっけ」
というのが、今日お店に行って商品を見た感想でした。
私が好きだった方針とブランドとしての方針がずれてきているのかな。
このブランド自体は好きだし、頑張って残っていってほしいと思います。
ただ想像していた以上に値上がり幅があった事や、店の方針を感じてわくわくしない自分がいました。
自分でも不思議ですね。