神社に関する知識が無くても楽しめる、だけど
我々が神社に行く時は?
旅行、散歩、結婚式、厄払い、願掛け、初詣・・・
我々の日常に深く結びついています。
ですが神社について、どれだけ知識を持っているでしょうか。
建物の造り、祭神、儀式等々。
これらをすらすらと説明できる人は、そう多くないと思います。
では神社の知識がないと、困ることがあるでしょうか。
参拝の作法をしっていれば、目に見えて困ることは、まずありません。
特に必要なところでは、張り紙などで提示されていることがよくあります。
つまり特別な知識が無くても、困ることがほとんどないのです。
しかし一歩踏み込んで何かをしったらどうなるか。
そう思って、鳥居をまとめた本を読んでみました。
ほんの軽い気持ちで本を手に取ったのですが、中々おもしろかったです。
その本について書いていきたいと思います。
鳥居を意識したことがあるか
鳥居について、今まで意識してみたことがあるでしょうか。
私はありません。
その鳥居の種類についてまとめたのが「鳥居大図鑑」です。
「鳥居大図鑑」について
本の内容は
・「鳥居」の語原の諸説
・鳥居の種類
・全国にある鳥居の具体的な紹介
となっています。
写真や図が豊富なので、写真集としてみるのも楽しいです。
鳥居の解説に100%全力の潔さ
鳥居は大きく分けて2種類あり、神明系鳥居と明神系鳥居です。
これだけでも私は知らなかったのですが、同じ神社の境内であっても鳥居派全て同じではないということにも驚きました。
そして具体的な神社にある様々な鳥居の写真。
写真や図で鳥居の特徴を解説しています。
解説は鳥居だけであって、各神社のガイドブックではありません。
これがこの本の最大の特徴です。
よくあるお土産や名物、観光ガイドがのったガイドブックを期待すると、裏切られます。
すっぱり鳥居の事のみです。
逆にこれだけ割り切って鳥居に100%全力を傾けてるのが潔いです。
それが逆に気に入りました。
そしていくつか現地に行きたくなりました。
鳥居好きでなくても好奇心を刺激される
鳥居を知らなくても神社に行くことができます。
観光でも楽しめます。
しかし知れば、同じ風景でも解像度がぐぐっとあがります。
頭の片隅でも「ああ、そういえば見たことがある」という物があれば、楽しみが増のではないでしょうか。
鳥居というマニアックな内容の本ですが、とても取っつきやすいと思います。
ちょっとのぞいてみたいという軽い好奇心や、神社関連のことを知りたいときの入門書にも最適だと思います。
こういうマニアックな本は、見るだけでも楽しいです。