喪服を着る機会があったのですが、その時に感じたことを書いていきたいと思います。
喪服とは?
喪服とは、冠婚葬祭の葬にあたる行事で着る礼服のことです。
具体的には葬儀や法事で着る礼服です。
色は黒と決められており、日常できる服の黒よりも濃く艶があります。
フォーマルブラックといわれている黒色です。
靴やバックといった小物類も黒色で揃える事が、礼儀とされています。
アクセサリーは基本つけず(真珠はOK)、結婚指輪はつけていても失礼に当たらないとされています。
地域によって微妙に変わってくるのですが、全国共通の喪服の装いはこんな感じです。
喪服は急に必要になる
喪服を初めて必要になるとき、それは突然やってきます。
事前に、というか、普段意識して喪服を準備している人は、どの程度いるのでしょうか。
私は急に喪服が必要になって、大変でした。
まず喪服がどこに売っているのか、店舗を探す必要がありました。
「え、そこから?」と思うかもしれませんが、本当にその程度の認識だったんです。
そしてサイズの問題。
そのあと靴も買いました。(黒い靴を持ってなかったから)
喪服は日常で着る服の黒とは、別の黒です。
フォーマルブラックといわれている黒で、深みのある特別な黒です。
そして生地がいいものが使われています。
そのせいか、喪服は結構いいお値段がします。
現地に行くためのチケットの手配、相手先への連絡、荷物の準備等、細々とした用事が沢山あってバタバタしました。
実際に喪服を着てみて思ったこと
喪服を初めて来たんですが、動きにくくて暑かったです。
これは日常着じゃないなあ、というのが素直な感想でした。
元々礼服は、特別な時に着る服です。
日常の動きやすさを考慮してないのはわかりますが、それにしても熱がこもる感じがなんとも不快で参りました。
そしてフォーマルバックは、必要最小限しか入らない大きさです。
お財布も長財布よりは二つ折り、ミニ財布など小型のものがいいでしょう。
葬儀や法事は、会食や焼香など立ったり座ったりすることが意外と多いんです。
そういうときの喪服の動きにくさは、正直言ってうんざりしました。
最近は動きやすさや熱が逃げるように作られた喪服も、売られているようです。が、それでも日常着のような気軽さはないと思います。
必ずしもきちんとした喪服一式ではない
周りを見て気が付いたんですけど、きっちりとした喪服一式でない人もいました。特にお爺ちゃんお婆ちゃんといわれる世代の人たちに。
濃い黒のスーツやパンツスタイルの人もいましたが、一番多いのが足元がハイヒールやローファーぽい楽々履ける靴です。
きっちり揃えているのは、お爺ちゃんお婆ちゃん世代以外です。
やっぱり歩きにくくて動きにくい喪服は、遠慮するようになってきてるようになるようです。
特に足元の使いやすさや脱ぎやすさを優先した靴は、高齢者になればなるほど履いていました。
以前葬儀の服装が変わってきていると聞いたことがあるんですが、こういう事なんだなと思いました。こういうところ、喪服業界のビジネスチャンスだと思うんですけどどうなってるんでしょうね。
法事や葬式のマナーって気を使う
喪服はこんな感じですが、香典袋に関しては昔道理でした。
私の田舎では、行う法事によって使う香典袋の色が変わります。そのチェックは変わっていないようで、用意するとき気を使いました。
その他にも焼香の仕方や香典の書き方など、マナーといわれる決め事が結構あるんですよね。
「普段からもうちょっと勉強しとけばよかった」
と、思わずに入られませんでした。
喪服という服装は、葬儀や法事という非日常の象徴だとよくわかりました。