「ふりそで」という部位を知っていますか?
スーパーの鶏肉コーナーで「ふりそで」と書かれている物がありました。
私は初めて知ったのですが、鶏の肩にあたる部分の肉です。
お店によっては「肩肉」と表記されている事もあるそうです。
鶏肉の中では少量しかとれず、希少部位です。
胸肉のさっぱり感と弾力、もも肉の脂が程良く合わさった味がします。
気になって「ふりそで」を食べてみました。
結論として、美味しくてとても気に入りました。
実食してみた感想を書いてみたいと思います。
はっきりとしたカロリーは不明
実はふりそでの部分のカロリーは、はっきりとわかりません。
何故ならその部分は、胸肉やもも肉に含まれて販売されることが多いからです。
そのためこの部分だけのカロリーは、見つけられませんでした。
恐らく「胸肉よりも高くもも肉よりも低い」程度だと思います。
はっきりとした数値がわからないので、推測するしかありません。
ふりそではダイエット向きか?
正直いってふりそでがダイエット向きかどうか問われたら、どちらでもないと答えるしかありません。
カロリーを考えると、胸肉よりカロリーは高いと推測できます。
ですがもも肉よりも脂が少ないので、もも肉を食べるよりもカロリーは低いと考えられます。
タンパク質重視で脂をとるのを極端にしたいなら、ふりそでよりも胸肉。
タンパク質も脂も適度にとりたいが脂をあまりとりたくないなら、もも肉よりはふりそで。
そのような立ち位置の部位です。
そのため、向いているともいえますし向いてないともいえます。
考え方次第です。
ふりそでを実食してみた
実際にふりそでを食べてみた感想です。
ふりそでを使って美味しかった料理
ふりそでで美味しいと感じた調理は
・焼き鳥風にして焼いて食べる。塩コショウだけでも美味しい
・カレー
・パスタ
・トマト煮込み
です。
私は煮物よりも、焼いて食べる方が美味しいと思いました。
カレーやトマト煮込みは煮込み系ですが、その点例外でした。
恐らくふりそでの「胸肉ともも肉のいいとこ取り」が、うまく活かせる調理法だからだと思います。
最初にふりそでの皮に焼き目がつくまで焼くと、肉の部分が適度にしっとりして旨みが増した気がしました。
これをカレーやトマト煮込みの時も最初にやったのですが、煮込んだときに皮からでた脂が程良く全体になじんで旨みがましました。
そしてニンニクと相性がよかったです。
胸肉よりもコクがありもも肉よりも軽い。
それがふりそでだと実感しました。
鶏肉料理全般に、ふりそでは使えると思います。
その中でも焼きが美味しく、煮込むなら焼くことで脂を他の具材になじみやすくするのがこつだと思います。
満足感を高めるには細かく切りすぎないこと
より食べたときの満足感を高めるには、調理するときに細かく切りすぎないことです。
ふりそでの部位自体がそれほど大きくないので、パックに切り分けられている大きさそのままでもいいくらいだと思います。
細かく切ると、せっかくの肉質を堪能しにくくなります。
そのため満足感が少し下がると感じます。
また細かく切ると脂が抜けやすくなるので、その影響も考えられます。
これからも積極的に買っていきたい
ふりそでのグラムあたりの値段は、店によって違うと思います。
しかしそれほど極端に高くはありません。
胸肉ともも肉の中間ぐらいです。
なので美味しさとコスパを考えると、積極的に買っていきたいです。
鶏肉のいつもと違う部位を食べてみたい、そんなときにもおすすめの部位だと思います。