台風15号の被害が、まだ各地であとをひいています。
被害エリアが広いのも重なって、ライフラインの復旧が遅れている状況が続いています。
ニュースを見ると、数年前の台風や東北大震災の時のことを思い出します。
常に枕元に
- 着替え
- 長期日持ちするお菓子と非常食
- 懐中電灯
- 貴重品
- ラジオ
これらを置いて寝ていました。
必要最小限の荷物ですが、当時はすぐに準備できるのがこれぐらいしか思いつきませんでした。
台風や東北大震災では停電を経験しました。
その時に便利で心強かったのが、手回し発電機付きラジオです。
ラジオの声が安心感を与えてくれた
停電時、手元のスマートフォンやゲーム機を簡単な照明代わりにしていました。
ほのかな明かりが部屋に広がっていますが、薄暗い中ではどうしても不安感があります。
そんな時、ラジオがあることを思い出してつけてみました。
ラジオから聞こえる人の声に、こんなにホッとされるとは思いませんでした。
台風や震災時の励ますための特別番組は、もうなかったと思います。
さすがに台風情報は流れていましたが、それでも人の声が聞こえる安心感。
暗い部屋は人を不安にさせます。
それを和らげてくれるラジオ、ありがたかったです。
停電が復旧したときの電気のありがたさ、心にしみました。
ライフラインの重要性も、心からわかった気がします。
震災時のラジオの呼びかけで励まされた話
妹が東北大震災で、被災しました。
家が流されたりしたわけではないのですが、住んでいる家に倒壊の危険があり、避難所で少しの間だけ過ごしたことがあります。
その不安の中、ずっとラジオが聞こえていたそうです。
寒くて冷える夜は精神的にも辛くなります。
そんな時ラジオから「諦めないでください。きっと助けは来ます。夜明けを待ちましょう。」と励ましの呼びかけをするアナウンサーの声が流れてきたそうです。
その時の「一人じゃないんだ」という安心感は、ちょっと言葉にできなかったと言っていました。
その声を聞いたとき、思わず涙ぐんだそうです。
妹に聞くと、あの夜の寒さと不安感とラジオの声が一番印象に残っていると話してくれました。
ラジオはやっぱり必要
今はほとんどのラジオ局で、インターネットを通して番組が聴けるようになっています。
大変便利ですが、ネットも電気も使えない時は実機に頼るしかありません。
どんなラジオでも実機と電池があれば、少なくとも情報は入ってきます。
私は手回し発電機付きのラジオを持っていますが、電池が切れてもラジオが聴けるのが便利です。
無印のものを愛用しているのですが、普段から部屋におけるデザインで気に入っています。
どうしても「いかにも災害用」というデザインが多い中、普段使いができるデザインはとても貴重です。
ああいうデザインの手回し発電機付きラジオが、増えればいいのにな。
せっかくのラジオです。非常袋に備えているだけじゃ、やっぱりもったいないですよ。