そろそろアレな世代の話をしようか

氷河期世代の雑記ブログ(趣味や日常中心)

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もし観劇で「双眼鏡禁止」になったらと考えたら絶望しかない

 

「双眼鏡禁止」という話題を見てしまった

最近Twitterのトレンドで「双眼鏡禁止」というものがあったので、事情を探ってみました。

話題の元は某歌手のコンサートで「双眼鏡禁止」という注意事項が張り出されていた事のようでした。

何故禁止されされたのか?

今のところ推測されている理由は、録画機能付き双眼鏡を警戒したのではないかと。

コンサートをはじめとした各種イベントの盗撮問題は深刻で、ほとんどのイベントの運営が神経をとがらしています。

だから運営側からすると、手っ取り早く双眼鏡やオペラグラス、単眼鏡も禁止にしてしまったほうが全体的にトラブルも少ない、という事でしょう。

その気持ちは十分わかります。

 

私はこういう機能がついている双眼鏡があること自体知らなかったのですが、大手通販サイトをのぞくとそこそこ機種があります。

しかも録画だけでなく、撮影機能付きののものも。

実際の画質や性能はどの程度実用的なのかは、実際に試してないのでわかりません。

ですが厄介な事に、外見は普通の双眼鏡と変わりません。

これは確かに運営側も警戒せざるを得ないでしょう。

 

その一方で観客として、私は「自分の好きなジャンルの観劇で双眼鏡禁止の動きが広がったらどうしよう」と、大きく動揺しました。

 

一番悪いのは盗撮をする人達です。

その人達のせいで、ルールをきちんと守っている人達と運営が、悔しさと苦痛を負わなければならない状況になっているという事です。

それはネットに上がった盗撮動画や静止画を楽しんでいる人も、同罪です。

だから私は、こういう人達に対して「たまったもんじゃない」という怒りが湧いてきます。

 

今後双眼鏡をはじめとした単眼鏡やオペラグラスのように、観客が使うアイテムをどうコントロールしていくか。

運営側の対策の難しさもわかるんですよね。

でも同時に、1観客として、もし私の好きな界隈で双眼鏡禁止になった?

その事を考えると絶望感しかありません。

 

観劇で双眼鏡が手放せない事情と、何故絶望感を感じるのか。

その気持ちを書いていきたいと思います。

観劇で双眼鏡は手放せない

私は舞台刀剣乱舞やミュージカル刀剣乱舞が好きです。

これらを生で観劇するときは、必ず双眼鏡を持っていきます。

その理由は

・双眼鏡がないと、よほどの良席でないと満足な見方が難しい

・演者達をはっきり見ることができる

・舞台上の演出や気になる箇所を見ることができる

・配信や設置モニターの映像に頼ることなく、自由に見たいものを見れる

です。

 

これはあらゆる劇場の席問題と絡んでくるのですが、余程の良席でないとしっかりと役者の顔をまともに見ることができません。

メガネをかけたりコンタクトをすればいいじゃない?と思うでしょ?

メガネをかけたりして視力を上げる以前に、席から見る視界がとんでもなく悪い席があるのです。

同じS席、SS席、アリーナ席とされている一見特等席に分類される場所でも、それだけでは判別しにくい事も多々あるのです。

そして観客側から座席指定ができません。

(恐らく2.5次元界隈は、どこも同じようなシステムだと思います)

だからこそ、双眼鏡が必須なのです。

どの席であっても、双眼鏡があればとりあえず舞台は見えるし(余程視界が悪くなければ)演者、演出をしっかりと見ることができます。

私は敢えて2階席、3階席を狙う事もあります。

それは舞台全体の動きと演出を重視してみたい時があるからです。

演者の些細な動きも見えるし全体も見える。

それが楽しめるのも、双眼鏡があるからこそ。

1階席後方でも厳しい環境といわれることが多いのに、2階席や3階席なんて双眼鏡がないと「何しに行ったの?!」という状況になります。

 

「舞台横に大型設置モニターがあるから、それを見てくれ」

うん、そうだね。見やすいよね。設置してくれてありがとう。

でもね、違うんです。

そういう問題じゃないんです。

現地で大好きな演者と同じ空間と空気を体験すれば満足!なんてことじゃないんです。

それもいいですよ、確かに。

現地のモニター越しでも感じる、生身に走る衝撃と感情のジェットコースター。

魂の幸せ空間です。

でも少し満足感が足りなく感じてしまう事もあります。

何故なら大前提があるから。

それが、自分が見たいものを自由に見れる事です。

 

双眼鏡がなくて設置モニターでしか見れないとしたら、チケットの価値は「現地にいる事」しかありません。

だったら配信オンリーでいいじゃない?という話になってもおかしくありません。

 

私にとって観劇で双眼鏡を使うのは、全身で生観劇を楽しむために必要不可欠なアイテムなのです。

道具が悪いのではなく使う側が悪い、だからタチが悪い

録画機能付き双眼鏡は、それ自体は面白い機能だと思います。

しかし使う側のモラルが悪すぎる。

だからこのような禁止事項が、じわじわと広がっているんだと思います。

モラルに期待できなければ禁止するしかない。

そういう事です。

 

双眼鏡に録画機能がついているかどうかチェックするのも、現実問題として厳しいと思います。

それだけ入場に時間と手間がかかりますし、面倒です。

現地でのレンタルサービスも同様です。

 

公式グッズで双眼鏡を販売して、それ以外は使えないようにする。

こいうのもいいのですが、これは実用面で私はかなり抵抗あります。

自分がこだわりたい部分が入ってない可能性も高いし、その値段を出すならもっといいのが買えるのに…と思う可能性も高いです。

双眼鏡ってものによって使い勝手や見え方が、結構違うんですよね。

 

これらの問題を一番抑え込めるのが、恐らく「双眼鏡禁止」と言事なんでしょうけど。

じわじわ色んな界隈に広がってきたら嫌だなあ。

本当に盗撮するのやめてほしい!

(外国だとコンサートを始めとしたイベントの撮影をスマホ限定で撮影可としているのもあるようですが、日本は恐らく法的な事や契約でまだまだ無理だと思います。どちらが正解というものではないと思います)

 

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