東京オリンピックのマラソンと競歩、突然の場所変更
びっくりですよ。
まさかの競技場所変更が、北海道の札幌。
2020年開催の東京オリンピックで行われる競技のうち、マラソンと競歩が札幌で開催すると発表がありました。
この発表で気になったのが、IOC会長の検討ではなく決定で進めろ、という点です。
つまり日本のオリンピック関係者は、問答無用で、これらの競技を札幌で行う準備を進めなければならないという事です。
余程のことがない限り、この案は決定になると思います。
なぜこのように事が急に?!
多く言われてるのが、ドーハで開かれた陸上世界選手権の暑さで選手が棄権することが多かった事が影響しているのではないかという事です。
確かに日本の蒸し暑さを考えると、選手にとっては地獄です。
日本側の暑さ対策としていろいろとやっていましたが、正直選手や観客の負担は避けられません。
一番困るのは選手だと思うんだけど
会場変更で起こる問題を考えてみると
- 東京の暑さに合わせて調整してきたことが全て無駄
- 路面に合わせて調整した靴を再調整する必要が出てくるかもしれない
- 関係者の宿はどうするの?とれるの?場所があるの?
- 選手や運営関係者の移動をどうするか
- そもそもコースは?整備間に合う?
- チケットをとれた観客の予定が大狂い
- ボランティアスタッフの移動、宿泊、食事はまさか自腹?
これらのことが、すぐに浮かんできます。
一番影響を受けるのは、選手ではないでしょうか。
現地の気候やコースに合わせて調整を済ませて、現地で最終調整という事が多いでしょうし。
今更!?という思いと共に、内心喜んでいる選手もいるかもしれません。(蒸し暑さが苦手な選手等)
ボランティアスタッフって、確か食事も宿も交通費も自腹なんですよね。
北海道までの交通費や滞在費も、自腹なんでしょうか。
まだ何も発表がありません。
他の競技でも競技場所変更がいつ飛び出すかわからない
「この競技をやるにはこの場所は不適切。他の場所にするべきだ」と、決定できる事が可能という事です。
お台場での水質を心配する競技も、確かありましたよね。
あれもIOCが「水質が心配だから、もっと安心できるところに競技場を変更する」となれば、従わないとダメという事です。
そう簡単に今後出てくるとは思えませんが、「東京」オリンピックではなくて「日本」オリンピックとなってもおかしくない事態が誕生しているという事ですよね。
「オリンピックは誰のものか」
そんな単純で根本的な事が、垣間見える出来事だったと思います。