ハロウィンは日本のお盆のようなもの
ハロウィンは日本で言う、お盆のようなものです。
あの世とこの世の境目があいまいになり、あの世からやってくる化物に人間であることがばれると喰われる恐れがあるので、化物に変装して誤魔化す。
これが、今のハロウィンの変装の大元といわれています。
考え方はお盆に近いですね。
化物にばれないように人間は化物になり、化物は人間にばれないように人間のように変身するともいわれています。
渋谷のハロウィンを見ておもったこと
去年暴動に近い状況になったので、今年は渋谷区が約1億円をかけて警備や啓蒙活動を行っています。
この警備、これから毎年するんでしょうか?
渋谷区の税金で、1億円を毎年さくことになるんでしょうか?
もっと言えば、人が集まってくるエリアの商店や住民から「ただの迷惑でしかない」といわれる自然発生した集まりです。
テレビを見て気が付いた
今年も渋谷に人が集まっている様子が、テレビで映りました。
それを見て気が付いたんですが、仮装している人があまりいない。
全身仮装している&ちょこっと部分的に仮装している人を合わせても、思ったより少ないという事です。
もしかしてテレビの映像が、たまたまそうだったのかもしれません。
ですが仮装せずに、ただウロウロしていたり見ている人の方が多い印象でした。
仮装を楽しむ人よりも、それを見学する人がだらだらと集まってきているように見えました。
でもなんで渋谷に集まってくるんだろう
基本的な疑問は、「なんでわざわざ渋谷に集まるのか」という事です。
- 交通の便がよい
- 「若者の街」というイメージからくる「これくらいいいでしょ」感
- なんとなく集まりやすい広い交差点がある
- 元々若い世代が集まりやすい施設や店が周囲に多いから
というのが、ぱっと思いつきました。
何かあればとりあえず集まる街=渋谷、というイメージが出来上がってしまっているのも大きな原因かもしれません。
集まってきてもただダラダラするだけ
集まっても屋台があるわけでもなく、誰かがイベントを行っているわけでもありません。
ただ集まってダラダラと過ごすだけ。
お店もこの日は、早々に閉店する店が多くあります。
何故なら商売にならないから。
「ダラダラと集まってみんなで過ごす」がメインではないだろうか
多分口実は、何でもいいんだと思います。
何かをきっかけにダラダラと集まって、楽しい雰囲気を感じて時間を過ごす。
一人で行こうが友達や知り合いで行こうが、それが根底にあるのではないでしょうか。
この雰囲気、何かに似てるな?と思うとありました。
中学校や高校の放課後に、クラスメートや友達が集まって雑談したりする雰囲気。
ファストフード店や自宅で、一人で気ままに過ごしたり友達とだべったりする雰囲気。
これを街角全体で行っている感じがします。
人との距離を保ちつつでも一人はイヤ、そんな気持ちも感じる
渋谷のハロウィンは、若者のエネルギーを発散させる場所とか、鬱屈した感情をここで発散させているとか聞くことがあります。
そういうこともあるでしょう。
しかし根底にあるのは、人との距離感の難しさを紛らわしている人が多いのではと思っています。