寿司屋に行きたかった
方向音痴ですか?と聞かれたら、YESです。
自分が方向音痴だとはっきりと自覚したのが、「寿司屋に行こうと思ったら海に出た事件」です。
簡単にいうとそのままですが、回転寿司を食べに行こうと歩いていたら海に出てしまったという話です。
唯々道に迷って自信をもって進んでいった
「回転寿司が食べたい」と思い食べに行きました。
しかし目的地が初めての場所で、よくわかりません。
だからスマホから地図を確認して、最短ルートで行くことにしました。
最初は大きな通りに入り、目立つ目印を頼りに順調に進んでいました。
しかしルートに罠が潜んでいました。
最短ルートは住宅地を通るのです。
きっちりと碁盤の目のように整備されている住宅地ならいいのですが、昔ながらのくねくねとした道があちこちに伸びている住宅地です。
でも私は「地図を見ながらなんだから平気」だと高をくくっていました。
でもこれが甘かった。
地図を見ていたはずなのに迷っているのです。
予想ではとっくに大きな通りに出ているはずなのに、いつまでたっても住宅地の中。
住宅地は迷うと最悪です。
自分の正確な位置が良くつかめなくなるし、番地も複雑に入り組んでいるので不安になります。
しかも細い入り組んだ道もあり、どこの角をどう曲がったかもわからないという状態。
出口が見つからない迷路です。
ではどうしたかというと、「目指す方向が同じならどこかに出る」という謎の自信でどんどん進んでいってしまったのです。
地図を一応見ますが、どこにいるのかさえも分からないという状態。
誰かに聞こうにも人は通らないし、かといって付近の家に尋ねる勇気もありません。
「脱走した猫が家に帰れなくなるのって、こういう事なんだろうな」
そんなことを思いながらうろうろした結果、何とか大きな道路に出ました。
しかし、本来目指していた道路の場所ではありません。
地図で再度場所を確認して、目指す店に再度向かいます。
しかし何か変です。
明かに道路わきや庭先に、松が多くなっているのです。
松といえば海が近いエリアでよく植えられている木。
「あれ?回転寿司の店は海辺じゃなかったはずなんだけど」
まさかと思いつつも「目指す方向が同じだからいいだろう」という謎の自信で、またしてもズンズン進みます。
もうこのあたりから、地図を見るのを諦めました。
何故なら、見ても無駄だと思ったから。
ズンズン進んで進んで、明らかに迷ったなと思いつつ進んだ結果。
砂浜の入り口が、そこにありました。
ざざ~んと繰り返し繰り返し砂浜に打ち寄せる波。
広々とした砂浜と海と空。
足元の砂浜。
間違いなく本物の海です。
自分でも笑ってしまいました。
回転寿司屋に向かっていたら海に出たって、どういう事なんだ。
こんな話聞いたことないや。
そんなことを思いながらも、海が綺麗だったのを覚えています。
せっかくだしな、と思いながらしばらく休憩がてら海を眺めていました。
そしてお店に向かいましたが、ここからは迷いませんでした。
地図を見るのが苦手なのかもしれない
元々地図を見るのは苦手ですが、これは流石に酷いですね。
後で色々と思い出しながら検討してみました。
決定的なのが住宅地の曲がり角の選択です。
曲がり角をいくつか曲がるのですが、曲がる場所を間違えているのです。
地図を見ているはずなのにズレていました。
小さなズレはやがて大きなズレとなります。
そしてそのズレはもはや修正不可能となり、結果的に海に出ました。
地図に載っている曲がり角と実際にある曲がり角が一致しているかどうか、まずわかってないのかもしれません。
この小さな角でいいの?
これ曲がり角としてみていいの?
そんな不安感に襲われるのです。
これ以来私は、遠回りになってもわかりやすい道を通るようにしています。
方向音痴対策ってどうすればいいのだろう
方向音痴を直すのって、どうすればいいんでしょうか。
そもそも直す方法があるのでしょうか。
私が気を付けているのは
・事前に行くところが分かっていれば予め道順を予習しておく
・目立つものを地図でチェックして、メモしておく
・できれば事前に一度ルート確認をしておく
・難しいルートを選ばない
・迷ったらわかる場所まで戻るようにする
どうしても迷えない時は、なるべく大きな画面でルートを事前に確認するようにしています。
そして行き方をイメージしておきます。
その際駅を基点にすると、迷いにくい気がします。
やっぱりシンプルでわかりやすいですから。
もし迷っても駅ならば色々な所に標識が多いので、人に聞かなくても何とかなります。
人に聞くのは勇気がいるので、あまり聞かないようにしています。
方向音痴ではない人は、どういう目線とどういう判断で目的地までいくのか。
それを知りたいです。
やはり何か違いがあるんでしょうけど、何が違うんでしょうね。
興味があります。