そろそろアレな世代の話をしようか

氷河期世代の雑記ブログ(趣味や日常中心)

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「まずその意識を捨てろ」と鳥肌が立っ

 

「好きなはず」の話がゾクッとした

ご飯を食べていたら、大語でしゃべっている会話が聞こえてきました。

複数の男性がいて、そのうちの一人が中心に喋っていました。

「あの子が挨拶してくれるんですけど、気持ちが通じてるんだと思うんですよね」

「挨拶きっかけで次のステップに進んでデートしたいですね」

何事?もしかして恋愛話?

 

話の内容を要約すると

・会社で挨拶をすると相手も返してくれる。だから相手も自分に好意を持ってくれてると思う

・本当に自分のことが嫌いなら挨拶自体返してくれないはず

・挨拶だけじゃなくて休憩時間も一緒にとりたい

・何かきっかけがあると一気に関係が進むと思う

あれ?あれれれれ?これ恋バナというより独りよがりの想いの話??

これは恋心?

その割にはあまりにも思い込みが激しすぎない?

なんだか怖くなってしまいました。

その思い込み、暴走してない?

挨拶は、社会生活の中では潤滑油のようなもの。

一般的な人ならば、「おはよう」「お疲れ様」などは特に意識をせずに行います。

だから聞こえてくる話から判断すると、女性もその一環として挨拶をしていると思われます。

でもこの人にとっては挨拶を交わすことが「両思いなはず」という思いこみにつながっているわけです。

正直怖かったです。

この人の相手に対する認知のゆがみが。

そばにいた男性達もさりげなく「いやそれ、だれにでもするでしょ」といってなだめていたのですが、当人は否定するばかり。

あんな風に挨拶してくるんだから、自分の事を好きなんだって。

そんなわけはない、何かこれ以上話をするきっかけを探しているはずだとかデートに誘われるのを待っているかもしれないとか。

ひたすら「相手は自分が好き」にこだわり、自分も相手が好きなんだと言い続ける彼。

この大きくすれ違う感情の認識と、相手の事を考えていない会話のやり取り。

内心冷や汗がでていました。

 

恋をしたら思い込みがいつもより激しくなったり、ちょっとしたことで一喜一憂して感情のジェットコースターになるのはわかります。

だけれど。

だけれども。

これは何か歪んでいる。

「まずその意識を捨てるんだ」とぐったりしました。

他人の気持ちを考えられなくなったら終わり

恋愛って自分本位になりがちだけど、相手のことを考えられなくなったら本当に終わりだと思うんです。

あの男性と一緒にいた人達がやんわりと諭していましたが、どこまでわかってもらえたか。

なによりもこの男性と同じ会社の女性が気の毒です。

相手の女性との実際の距離感と関係性はわかりませんが、これ以上接触する機会が増えたり深くならなきゃいいねと思わずにいられません。

恋って相手の立場を考えられなくなったら、その時点で恋でも愛でもなくて自己満足に変わるのではないでしょうか。

「恋は盲目」とはいうものの、限度があります。

誰かを好きになるって、自分自身も満たされた感じがしますよね。

でもこれは違う。

久しぶりに「人間って怖いな」という話を聞きました。

 

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